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奥出雲仁多米(株)(1)
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奥出雲仁多米(株)(3)
奥出雲仁多米(株)(4)
奥出雲仁多米(株)(5)

  島根県仁多郡仁多町  奥出雲仁多米(株) (5)

3.ブランド作り:まったく同等の商品でもブランドの有り無しで、人気・価格が違うことは常識である。「仁多米」は島根県内では戦前から名の知れたお米ではあるが、魚沼産米のような全国区のブランドではない。平成10年産米全国食味ランキング(日本穀物検定協会)で、魚沼産米と同じ「特A」に輝き、平成13年「全国米・食味分析鑑定コンクール」(米・食味鑑定士協会主催)では、2年連続「金賞」を受賞した。前後するが、平成12年5月には天皇、皇后両陛下ご訪欧のおり、スイスで行われた両陛下晩餐会に、「奥出雲仁多米」をご用命に賜った。食味という実力は充分であり、後は付加価値を伴った知名度・名声・風評・ストーリーといったソフト、環境面での形成である。
幸い奥出雲は、神話と伝説の国である。須佐の王の尊(スサノオウノミコト)の「八頭の大蛇」(ヤマタノオロチ)退治の伝説や「鬼の舌震」(オニのシタブルイ)伝説が特に有名である。「八頭の大蛇」退治の話は全国的に有名なので省略するが、「鬼の舌震」伝説はあまり御存知ないと思うので紹介しておく。昔、奥出雲には玉日女命(タマヒメノミコト)という美しい女性の神様がいた。このお姫様に日本海に棲む和邇(ワニ:鮫)が恋をしたそうだ。毎晩日本海から斐伊川を遡り、馬木川を通って、お姫様に会いに行くのだが、お姫様は和邇が嫌いであった。あまり毎晩通って来るので、馬木川に大きな岩を沢山投げ入れて、和邇が遡って来れないようにしてしまった。和邇の片想いのお話であるが、和邇の恋慕ぶる(こい、したぶる)がなまって、「したぶるい:舌震」と伝えられている。なんとも、ロマンチックな話である。
「鬼の舌震」は馬木川のV字形渓谷で、巨岩・奇岩が並ぶ国の名勝地であり、天然記念物である。渓谷沿いに約1時間程の遊歩道があり、岩清水が急流となって、巨岩・奇岩の間を駆け下る様は、一見の価値がある。奥出雲には、こうした地域情報にはこと欠かない。
「産直品は産地を売れ」というのは私の持論である。ブランド作りには大切なポイントである。

「仁多米」には、通販で売れる条件がほぼ満たされている。後は、ブランド作り、顧客が買いやすい仕組み作りと、買い続けてもらう仕組み作りである。平成13年3月時点で人員体制は宇田川課長を含め、男性3人、女性3人の計6名である。全員が通販業務は素人であった。
まずは、この先1年間の活動ポイントを4つ指導した。1つ目は先行他社を事例に、販売方法の基礎勉強をする事。2つ目は、高すぎる配送料金の値下げ交渉を粘り強く行う事。3つ目は通販業務専用にコンピューターシステムの見直し。4つ目はカタログ作りの勉強と自社カタログの見直しである。いずれも時間がかかる仕事では有るが、基本的やらなければならない事項ばかりである。とても、一足飛びにテクニックを指導出来るレベルではないのである。その後6名の努力の結果、平成13年度には販売総量1,117トンを超し、その内通販での販売量は226トンにまで増えた。平成14年4月には、男性2名を増員し、男性5名、女性3名の計8名体制と強化した。
だが、まだまだ岩田町長の構想には程遠いのである。宇田川課長以下8名の奮闘は、まだまだ続く。

(了)


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