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奥出雲仁多米(株)(1)
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奥出雲仁多米(株)(3)
奥出雲仁多米(株)(4)
奥出雲仁多米(株)(5)

  島根県仁多郡仁多町  奥出雲仁多米(株) (2)

翌3月末、私は初めて出雲空港に降り立った。出雲空港はJASしか運行していないローカル空港である。桜の花がちらほら咲く時期ではあったが、季節はずれの寒波のせいで、ミゾレまじりの寒い日であった。
空港には宇田川課長が出迎えてくれた。空港から仁多町まで約1時間のドライブをしながら、宇田川課長は出雲地方の様々な昔話を話してくれた。
出雲の国は伝説と神話の国であり、出雲大社のある所として有名である。出雲大社は縁結びの神として知られ、神無月には日本中の神様が出雲に集まる地としても有名である。出雲大社の太いしめ縄には、縁結びを願う人たちが投げたお金が無数に刺さっている。私も100円硬貨を投げてみたが、何度投げても刺さらなかった。多分神様が「いまさら図々しい奴だ」と思ったのだろう。近くにいた観光客風のおばさんに笑われてしまった。
慶長時代には、歌舞伎の創始者と言われる「出雲のお国」という名の踊り子が一世を風靡した。「出雲のお国」は出雲大社の巫女であったが、大社修理の勧進の為諸国を回り、京の都に着いてから一躍有名になったそうだ。

さて、奥出雲仁多米(株)の創立は平成10年4月で、役員構成は代表取締役に岩田一郎氏(仁多町長)、取締役に中津恵吉氏(横田町長)、濱崎正英氏(仁多町助役)と、名を連ね、その力の入れ方は、並々ならぬものが感じられる。「仁多米」は仁多郡(仁多町、横田町)で取れた、お米の銘柄名で有るが、昭和10年代から島根県内では美味しいお米として流通していたようである。「仁多米あります」という看板がお米屋さんのステイタスシンボルだったそうだ。
その辺の事情と、なぜ第三セクターを作ってまでもお米の直販にこだわるのかを岩田町長にお聞きした。

「この地域の農協は、10カ町村が合併したJA雲南です。JA雲南に全てのお米を任せると、せっかく戦前からの「仁多米」のブランドが消えてしまいます。ただの、島根県産米になるわけです。だからと言って「仁多米」だけを特別扱いは出来ないでしょう。「仁多米」は古くからある美味しいお米です。なんとかこのブランドを残したかったのです。幸い食管法の規制緩和で自主流通が認められましたので、自分達で売ってこのブランドを守ることにしたのが理由の一つです。もう一つの理由は付加価値の高いお米を作ってもらい、生産農家の所得を上げたいと思ったからです。今までお米1俵(60kg)の出荷価格は等級別に一律でした。これからは、より付加価値の高いお米を作ってもらい、有利販売によって生産者に還元したいのです。農家が豊かになることで後継者も育つと思います。そのためには、生産面でも、販売面でも行政が側面から強力に支援してあげる必要があります。平成12年度、奥出雲仁多米(株)が販売した「仁多米」は、1,047トンです。その内通販での販売は158トンにすぎません。まだまだ通販を伸ばさなければなりません」。
岩田町長の強い信念がひしひしと伝わってくる。
「これからの、お米の付加価値は安心、安全だと思います。今までも減農薬の努力はしてきました。全国平均の半分以下の農薬でやって来ましたが、さらに5年計画で推進します。平成13年1月に開催された「第一回仁多米振興大会」でも、最終的には化学肥料・農薬を一切使わない有機農産物として認証を受けようということになりました」。

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