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地方旅日記目次
(株)清川屋
(株)長岡小嶋屋
(株)フタバ化学
(株)博多玄海
グループ・サンサックス
サンサックス(1)
サンサックス(2)
サンサックス(3)
サンサックス(4)
サンサックス(5)
サンサックス(6)
サンサックス(7)
サンサックス(8)
サンサックス(9)
サンサックス(10)
ランインターナショナル(株)
ルプラン(株)
(株)トリイヴィラ
奥出雲仁多米(株)

  岩手県気仙地方(大船渡市、陸前高田市、三陸町、住田町)
   グループ・サンサックス (2)

いかにも東北人らしく、朴とつとした言葉で語る言葉の端はしに、誠実な人柄が見える好人物である。
「気仙地方は他の地方と同じで、どんどん過疎化が進んでいます。このままでは、若い人たちが居なくなってしまいます。だから地方でも出来るビジネスを展開し、若い人たちの職場を創ってあげたいのです。そこで通信販売事業に着目しました。通販事業ならば地方でも出来るし、もしかしたら地方だからこそ上手く出来る部分があると思うのです。しかし、あまり資金がありませんし、第一どうしたら良いのかノウハウがありません。実は今年の春に、私の盟友の及川君が経営合理化協会主催の通販セミナーに有志代表として参加しました。及川君に勉強して来てもらい彼を先生にしようと思ったのです。しかし3日のセミナ‐ではとても吸収しきれませんでした。ノウハウの幅が広いし、奥行きもかなり深いこともわかりました。それに基本勉強だけでなく事業化ノウハウと実践勉強が必要だと感じました。」
私は彼の話を聞きながら自分の故郷を思い浮かべていた。私の故郷は北海道天塩(テシオと読む)郡天塩町という所である。日本の北端、稚内市から日本海沿いに80kmほど南にある半酪農半漁の町で、天塩川が日本海にそそぐ河口の町でもある。鰊漁が盛んな時代には、人口1万8千人を数え、多くの鰊御殿があったそうだ。だが今では人口5千人を切り、JRも廃止路線となり、離農も多く過疎化の代名詞のような町になっている。自分自身過疎化の悲哀は身をもって体験している。我が町にも、熊谷社長のような人物はいないものか...。
いつしか車は北上山脈を横断し、1時間半をかけて大船渡市に入った。気仙地方とは、大船渡市、陸前高田市、三陸町、住田町の2市2町の総称である。(この11月15日、大船渡市と三陸町は合併した)大船渡市内に入り、グループ・サンサックスのメンバーが集まっている集会所「シーパル大船渡」に着くまでに私の気持ちは「一肌脱ごうじゃないか」に固まっていた。
当時の経営合理化協会のセミナーには、私は講師として参加しており内田社長も講師を務めていた。有志代表として参加した及川廣章氏は地元では大手企業の及川冷蔵(株)(大船渡市、及川勢三社長、電話0192−27−1251)の御曹司で「10代目及川屋吉右衛門」を襲名する予定の青年実業家である。及川氏はセミナーの後直ぐにカタログ作りを計画し、内田社長に依頼した。商品は自社の冷蔵倉庫にある魚介類の加工品である。イクラの醤油漬、イカの塩辛、シャケのフレーク等である。内田社長は職人肌の社長であり「産直品は産地に足を運んで、食べてみて、産地の臭いを嗅がなければ、良いDMは創れない」と言うのが口癖である。当然のごとく大船渡に足を運び、そこでグループ・サンサックスのメンバーと会い、彼らの心意気に感動した。しかし、どうしても相談の内容はDM作りだけに留まらず、顧客管理、マーケッティング、商品開発等全般に及ぶことは避けられない。そこで、冒頭にあるような「若松釣り」作戦にでた訳で有る。
コンサルを呼ぶ予算もないことから、任意同行の形をとらざるを得なかったのである。この日勉強会に集まったメンバーは、産直品屋さん、和菓子屋さん、お酒屋さん、醤油屋さん、食肉屋さん等多彩な顔ぶれで総計25人を越していた。一番前の席には、岩手県中小企業団体中央会の戸部豊作(当時、課長)氏、陸前高田郵便局及川慎治氏が座り、参加者全員の視線が痛いほどで、熱心に聞き、質問も良く出た。勉強会が終わり懇親会になった。
いよいよ「サザエよ、アワビよ、ウニよ」と思ったら、なんと焼き鳥屋であった。(参加企業、(株)アマタケの直営店)話が違うと思い内田社長を睨んだが、当の本人は美味そうに焼き鳥を食べて知らん顔をしている。2次会に期待を掛けたが、なんと2次会は盛岡冷麺で終わり。
翌朝早く起きて港に行ってみた。行ってみたが、釣り人は1人だけで、暇そうにタバコを燻らせていた。もう金輪際内田社長の話は信用しないことに決定した。
さて勉強会の方は、なんとしても勉強会資金の調達をしなければ動きがとれないため、県と市に働きかけ平成10年度予算に食い込む作戦を始めた。熊谷社長が何度も県庁に足を運び、企画書を何度も提出した。私も熊谷社長の紹介で会った市の有力者に頭を下げた。
そんな努力のせいか、県の外郭団体である岩手県中小企業団体中央会(盛岡市、電話019−624−1363)が勉強代を負担してくれることになった。おかげで、延べ8人の講師を呼ぶ事が出来るようになった。とはいっても、交通費と宿泊代だけである。加えて、勉強会の参加者から勉強代を徴収し、さらに2名の講師を呼ぶ事が可能となった。
こうして、平成10年4月からグループ・サンサックスは本格的に勉強を始めたのである。

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